パパの悩みを分かち合う 今週の相談事例集

パパからの相談にどのようにお返事したか、また、パパはその後どうしたのかをご紹介します。
(プライバシーに鑑み、内容を一部変えてご紹介しています)

2011年05月10日

2人目を妊娠したママがすっごく不機嫌です。 (30代、1児のパパ)

【初回相談主旨】

今日はママのことについて相談させて下さい。ママが最近不機嫌で仕方ないんです。
 
僕の仕事は、普段の帰りもあまり早くなく、不規則な仕事です。
そういった僕の仕事に対して、ママはある程度は理解してくれているのですが、時々僕が忙しいのが続いたりすると怒ったり泣いたりてしまいます。
いらいらが過ぎると娘にも必要以上に厳しく接してしまうこともあって、胸が痛みます。
しかも第2子を妊娠し、つわりが始まりつつあって体調もよくないらしく、さらに不機嫌度が増しています。
お風呂入れや洗濯、洗い物など、できる範囲のことは手伝っているつもりですが、ママは基本的に減点法というか、僕に対して不満な点のほうが多く目についてしまうようです。
 
僕も今の仕事をずっと続けるのは辛いかな、とは思ってますが、すぐにどうこうすることはできません。
僕としては家族を大事に考えているつもりですが、仕事も大事だと思いますし...。
 
ママとまた話し合う時間を持つつもりではあるんですが、どのように対応していけばよいでしょうか。
なにかアドバイス頂けると幸いです。
(30代Nさん、1児のパパ)
 
 
【初回返信主旨】

奥様が情緒不安定なのですね。
娘さんに必要以上に厳しくしてしまうこともあると。。。
「自分がいないときもそういうことがあるのかな」なんて考えると余計に心配ですね。
そして、奥さんとしても、つわりのつらさがあるわけですね。
自分がつらいときにはどうしても他人を見る目が減点法になっちゃいますよね。

Nさんも、すでにいろいろとサポート、ケアをされていて、「これ以上どうすりゃいいの?」という気持ちでしょう。


奥様と話し合いをもたれるご予定ということなので、ひとつアドバイスがあります。
一般論としてですが、男性は、どうしても「問題解決モード」で議論をしてしまいます。
奥さんが感情的に思い悩んでいるのに、論理で対応しようとしてしまうと、コミュニケーションがずれます。
妻「アナタは私の話を聞いてくれない!」
夫「ちゃんと解決策までアドバイスしているじゃないか!」
という具合です。

ずばり、解決策やアドバイスが余計なのです。
奥さんが今求めているのは、きっと「解決」ではなくて「受容」です。
ストレスで心の視野がきゅーっと狭くなっているときに、いくら正論を説明されても負担に感じてしまうのです。
そのかわりに、「キミの気持ちをもっと理解したいと思う」という姿勢を見せることで、心の視野が徐々に広がります。
(実は、このメール自体がアドバイスになっています。通常心の余裕がなくなってしまっている人にはアドバイス的なメールは送りません。いただいたメールの文面から、Nさんは、困難な中でも状況を冷静に分析し、対処する力がおありだなと判断したので、アドバイスをお送りしています)

せっかく話し合いの時間をもたれるなら、時間を気にしなくていい日時を設定し、徹底的に奥さんの「感情」を受け取ることに徹してみてください。
「つらい」「悲しい」「不安」・・・ネガティブなものがたくさん吐き出されると思います。
それを解決しようとするのではなく「そうなんだ。つらいんだ。悲しいんだ。不安なんだ」とそのまま受け取ってください。
そして、何もできない自分(Nさん自身)の無力感や申し訳なさや「それでもキミのことが好きで、そばにいるから安心してね」などという感情での受け答えをしてみてください。

それと、もう一つ気になるのはお子様のケアです。
八つ当たりをされちゃった子どもは傷つきますよね。
だからといって奥様を責めてしまっては、火に油になるでしょう。
もし、子どもが傷ついていると思ったら、「キミは悪くないよ。ママはちょっと疲れているだけだから、気にしなくていいよ」とリラックスさせてあげましょう。
奥様のケア、子どものケア、両方で大変かもしれません。
Nさんも、がんばりすぎないように、適度にガス抜きすることをわすれないでください。

このメールをガス抜き代わりにどんどん利用してください。


【その後】

「妻はどうもため込んでしまう性格みたいで、普段は爆発するまであまりいろいろ言ってくれないのも困るところなんですが、なんとか話してもらうようにして、十分受け止めるような対応をしてみたいと思います。
娘も、いまのところは大丈夫そうですが、よく様子を見てあげてケアしてあげるようにしたいと思います。 
なかなか家庭の問題を相談する相手もいなかったので、おおたさんのホームページに出会えてよかったです。
またよろしくお願いします。 」
というお返事をいただきました。

普段、不平や不満を言わない「ため込む」タイプのママほど、こういう傾向があるかもしれません。
周りとしてもなんとかしてあげたいのですが、普段我慢している分、一度不機嫌になってしまうと手が付けられないのですよね。

そもそも妊娠するとホルモンバランスの影響で誰でも情緒が乱れがちになります。
ちなみに産後直後も同様の理由で要注意です。
そのことも知っておきましょう。
  • 前へ
  • 次へ
このページのトップへ