パパの悩みを分かち合う 今週の相談事例集

パパからの相談にどのようにお返事したか、また、パパはその後どうしたのかをご紹介します。
(プライバシーに鑑み、内容を一部変えてご紹介しています)

2014年10月27日

産後、妻の実家で同居。元気が出ません(30代、1児のパパ)

【初回相談主旨】

妻は妊娠後、育児休暇を取りお腹の赤ちゃんを最優先させる形で無事に出産する事ができましたが、妊娠、出産を経て、心に変化が生まれたとの事で、今まで親不孝してきたので親孝行がしたいと言うようになりました。

妻の親孝行したいという気持ちと、義母や義父(出産時に)の気持ちと、私自身の将来に対する不安な気持ちの中、真剣に悩んだ末、私自身一つの答えを導きました。妻の実家に引っ越すことにしました。新たな生活が始まって1年ほどたちました。予想していたことではありますが、その間、いろいろなことがありました。

そんな中、妻は35歳で年齢的にも最後になりそうとの事で、二人目の子供の話しがありました。

もう本当は疲れてしまっていて、ここでどう生きて行けば良いのか分からなくなりかけている中、何度も今は難しいと話し合ったのですが、妻の気持ちも理解できますので、第2子へ向けて同意したところです。

今の暮らしは、知らない土地で知り合いも友人もゼロ出発なので仕事と家のみとなり、このままでは自分自身が駄目になってしまうので、何とか居場所や知り合いを作らねばと思い、ネットで色々探そうとするのですが、なぜか元気が湧かない自分がいます。

最近、悔しさや苛立ち、情けなさや焦り、寂しさや孤独感が押し寄せてくる事が多くなり、何とか自分を取り戻したいのですが......。

(30代、1児のパパ、Mさん)




【初回返信主旨】

ご出産後、お子さまができたというだけでライフスタイルが大きく変わるところで、さらに大きな変化を受け入れる決意をされたのですね。
Mさまが周りの皆様の気持ちを大切にしていることが伝わってきます。

しかし、いろいろがんばりすぎてしまったのでしょうか。
環境の変化もあり、だいぶ心が疲れてしまっているようですね。
でも、そんな中でも、Mさんのお書きになるメールの文章には、やさしさとていねいさがところどころに感じられます。
普通、心が疲れてしまっている人は、もっと文章が粗くなります。
それがないということは、Mさんはもともととても器が大きく、懐の広い方なんだと想像できます。

このままでは自分自身がダメになってしまうとのこと。
居場所や知り合いをつくらねばとのこと。
そうですね。
悔しさ、苛立ち、情けなさ、焦り、寂しさ、孤独感。
ネガティブな感情でいっぱいなのですね。
お話を聞くことしかできませんが、私でよければいつでもメールをください。
心の中の異物を吐き出してください。

そのうえで、カウンセリングに入る前に、ひとつ質問していいですか。
いま、Mさんがいちばん大事にしているもの、失いたくないものは何ですか?




【その後】

家族以外、この地球上で自分の疲れた話しに耳を傾けて下さる方がおられたという事実から、荒れた私の心に元気の種が運ばれてきました。

初めから『感謝の気持ち』が解決の糸口になることを、これまでの経験からも分かっていたのですが、心が疲れきってしまっている時は、その気持ちを持とうとしても、持つことのできない自分に苦しんでました。

「いちばん大切で、失いたくないもの」

ここから見えてきたものは、驚くほどシンプルな答えだったのですが、見失ってしまった私の心のピースをうめてくれるものとなりました。

今回、色々と勉強にもなりました。
本当にありがとうございました。



・・・というお返事をいただきました。

失いたくない大事ものお聞きしたのは、それがいまMさんの近くにあるものであれば、それを力に変えて、解決に向かうことができないかと思ったからです。
カウンセリングではそれをリソースと呼びます。
そしてMさんにとってのリソースは。ほかでもないご家族だったのですね。
そのことに気づくだけで、力が湧いてくるものなのです。

偉大な哲学者の言葉に、こんなのがあります。
「鳥は空気抵抗がなければもっと早く飛べるのにと考えるかもしれないが、空気がなければ飛ぶこともできないのは自明なことだ」
家族のことで悩んでいるパパたちの多くも、同じ構造にあることがよくあります。
こんかいのMさんも、似たような感じだったのかもしれませんね。

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